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太陽サイクル25予測ついて
アメリカ商務省海洋・大気局宇宙天気予報センター
(National Oceanic and Atmospheric Administration Space Weather Prediction Center)は4月5日、太陽サイクル25に関する予測の
ための国際委員会での合意結果を発表しました。(上図参照)発表によりますと、サイクル25のサイズはサイクル24と同じになると予想されます。極大期の黒点数は95から130で、2023年から2026年の間に発生すると予想されています。さらに、当委員会では、サイクル24の終了とサイクル25の開始が2019年7月ごろと予測します。委員会は2019年末までにサイクル25の最終的な詳細な予報を発表することを期待しています。
また同様のNOAA SWPC最新ののPREDICTED SUNSPOT NUMBERは下図のように2022年までの黒点数予測として、最小の場合、ほぼゼロが続くとも予測しています。
@NOAA |
@NOAA
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太陽サイクル
太陽黒点の数は、約11年周期で増えたり減ったりを繰り返している。黒点数計測により約11年で変動する太陽活動の周期を「太陽サイクル(太陽活動周期)」と呼んでいます。
黒点数が極大になり、太陽活動が活発な時期を極大期、逆に黒点数が極小になり、活動が静穏な時期を極小期と呼びます。極大期には太陽フレア(太陽表面の爆発現象)やコロナ質量放出(CME)の発生が増え、地球磁気圏への影響も強くなります。宇宙天気が活発な時です。
太陽サイクルの計測は1775年から始まり、約11年毎のサイクルに番号を付け、現在はサイクル24が終わりサイクル25に入る時期です。但し、常に11年周期であった訳ではなく、下図のように周期のばらつきはありました。長い時は14年短い時は9年でした。また計測が始まる前の黒点数データとして(ガリレオによる望遠鏡観測や同位性元素測定からの予測等)1645年から1715年頃は、黒点数ほぼゼロが続き、地球は寒冷化し、マウンダー極小期、小氷河期と呼ばれています。
太陽サイクルが、なぜ約11年周期なのか、または本当に周期はあるのかについては、現在でも太陽の謎のひとつです。黒点発生は、太陽の磁場によるものであることは分かっていますが、その周期性が解明できていません。最近、コンピュータシミュレーションにより、太陽内部のプラズマの動きと連動した磁場の変動についての研究がされています。太陽黒点数11年周期の謎の解明が期待されます。
@NASA MSFC Space Science Office
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スペースウェザークラブのご案内
スペースウェザー協会の活動は、当協会傘下のクラブで運営する形になっています。クラブ会員になっていただいた方々からの会費が運営費用となります。 ご賛同をいただける方のご入会をぜひお願いいたします。
スペースウェザークラブの会員になるための手続きは以下の通りです。
<入会の手順>
1:入会申込書をダウンロードする。
申込書はこちらjpgファイル(郵送orFax用)
Excelファイル(メール送信用)
2:ダウンロードした申込書へ情報を記入。
3:申込書を郵送、FAX、又はメールでスペースウェザー クラブ事務局まで送ってください。
4:申込書を送ったら、入会金と年会費を下記の指定口座へ 振り込んでください。
5:申込書、入会金の納入を確認したら会員として承認し、 クラブ会員証を発行します
会費 |
| 入会金 | 年会費 |
ジュニア会員(高校生以下) | 500円 |
1000円 |
一般会員 | 1000円 |
2000円 |
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指定口座 |
ゆうちょ銀行 | 振替口座番号 | 00220-1-53949 |
| 加入者名 | 一般社団法人スペースウェザー協会 |
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中南信用金庫 | 本店営業部 | 普通 |
| 口座番号 | 0456537 |
| 店番号 | 011 |
| 口座名義 | シャ)スペースウェザーキョウカイ |
申込書はこちらjpgファイル(郵送orFax用)
 Excelファイル(メール送信用)
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太陽の光と熱 |
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  太陽はなぜ明るく暖かいのか?という単純な質問への答えです。
「太陽が燃えている」という表現はありますが、太陽は一般に言うところの燃焼、すなわち物質が酸素と反応して熱や光を出す現象とは違います。「熱核融合反応」という化学反応によって光と熱を出しています。太陽は、水素とヘリウムを主成分とする巨大なガスの塊で、その巨大な重力によって水素とヘリウムが押し縮められ、中心部分の圧力や温度が高くなり、「熱核融合反応」を起こします。水素原子4つが集まり、ひとつのヘリウム原子核に変化する反応です。この時、陽子はニュートリノと陽電子(電子の反物質で電荷がプラス)を出して中性子に変わります。ところが、ヘリウム原子の質量と陽子4つ分の質量は同じではなく、くっついた後の方が0.7%ほど軽くなっており、この失われた0.7%ほどの質量がエネルギーに変換されて、太陽のエネルギー、光と熱を生み出しているのです。
太陽の中心部では、毎秒7億トンの水素原子核がヘリウム原子核へと変換されています。理論計算上約100億年分の水素があり、およそ46億年前に誕生しましたので、さらに今後50億年近く輝き続けるだろうと言われています。寿命があることは確かです。
太陽中心部(中心核)で発生した光と熱は、中心から約40万Kmの放射層を伝わります。熱が放射(電磁波=光)として通り抜ける場合、放射層内の多くの分子と衝突を繰り返しながら進むことになり、計算上何と17万年かかるとされています。その後約20万Kmの対流層を向け太陽表面(肉眼で確認できる表面)に出ます。中心核では温度約1600万度℃、表面で約6000℃です。表面から出た光は約8分で地球に届きます。当たり前のように光り輝いている太陽ですが、壮大な動きと時間がそこにはあるのです。
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